聞こえる世界と、聞こえない世界をユニバーサルデザインでつなぐ
こんにちは☀️
UD特派員としてセミナーに参加してきました。
今回は、筑波大学東京キャンパス文京校舎で行われた
「聞こえる世界と、聞こえない世界をユニバーサルデザインでつなぐ」
に参加しました!
ユニバーサルデザインアドバイザーさんのお話を聞きました。
聞こえにくさを感じる人は身近に
聴覚・言語障害者は約34万1千人。難聴を自覚している人は約3400人いるそうです。
私達が思っている以上に、聞こえにくさを感じている人は身近にいるのだと分かりました。
今は様々なコミュニケーション手段があります。補聴器や筆談、手話、スマホ、タブレットなどです。
スマホの音声認識アプリも開発されているそうです。色々工夫されているのだなと思いましたが、実際は、まだまだ困ることが多くあるそうです。
手話といっても、すべての人ができるわけではないし、筆談も、筆談ボードなどがお店の分かりやすい所に置いていなければ使う事がなく、筆談自体ができません。
また、緊急時にはコミュニケーションツールがあっても伝わらない・伝えられないものが多くあることを知りました。
それをカバーするために、空港にはたくさんのUDがあるそうです。緊急時のエレベーター内に聴覚障害者がいることを知らせるボタンやSOSボタン。
お土産屋さんや免税店では、手話ができる人がわかるようにピンバッチを着用するなどです。
聴覚障害を持つ方の映画や舞台をどのように楽しみかたは??
私は、このお話を聞いた時に正直、字幕を読むしかないし、舞台は分からないのではないかと勝手に思ってしまいました。ですが、そのような人も楽しめる工夫がされているのです。
映画では、スクリーンの字幕・メガネ型端末での字幕など。
舞台などでは、舞台の横に字幕を表示したり、台本の貸出サービスがあったりするそうです。様々な工夫がされていることを知りました。
特にメガネ型端末で字幕を見る事ができるというのは驚きました。
また、テレビ番組には字幕がついているものが多くあります。ですが、CMにはついていません。それにより情報格差が生まれています。
現在、20社ほどが字幕付きCMを放送しているそうです。まだまだ少ないと感じました。
実際に、音声・字幕なし→字幕ありでCMを見たら情報量が全然違うということ分かりました。
スピーカー📢
難聴者のためのスピーカーもあります。見た目もスタイリッシュで変に主張していません。
耳の聞こえない人だけではなく、難聴の方も不自由している部分が多々あると分かりました。
私の母は片耳の聴覚を70%以上失っています。
レストランなどでお店の人が「今日の日替わりは、、」と言っていても何を言っているのか分からない事が多々あります。
このような場面でも聞き取る事ができるスピーカーがこれから開発されるといいなと思いました。
最後に
聞こえない・聞こえにくい方達が何に困っているのか、本当に必要としているものは何なのかを
考えなくてはいけないと感じました。今は技術が進んで、様々なものが生み出されています。
私達は互いに理解し、助け合い、すべての人が暮らしやすい世の中にしていくべきだと思いました。